『ぬばたま』

『ぬばたま』あさのあつこ

市民の個人情報流出という不祥事の責任をとり、辞表を提出した男。
すでに廃村になった故郷の山に登ってみることにした。
5〜6時間歩いて身も心も疲れ果て、うずくまっているとき、現れたのは編笠に浴衣姿で躍り行く女たち。
そのうちの一人に「お助けくださいませ」と懇願される…。


少しずつ重なりあっている4編の物語です。
闇の怖さ、山の怖さを感じます。